5月和合塾定例会 5月13日(水)

 5月和合塾 定例会

【テーマ】 「私と和合塾、そして大宝」


Aグループ

金山支店 田代 誠二

 最近、時間について考えてみた。

みんなに同じ時間があり、止まらずに進んでいる。改めて「すごい」と感じた。

その時は分からなくても、あとで思い出し反省し目覚めることや、悲しくなること、嬉しくなることがあり、感動が甦ることもある。自分が生まれてから今まで、時間をどのように活かしてきたのかと思い、育成歴を振り返ってみた。

私は幼い頃、両親と離れ養護施設で育った。

何でも自分でやろうとし、人の目を氣にし、叱られないよう、自分の感情を抑えることでまわりに合わせてきた。

 3年前、金山支店の藤目さんの紹介で大宝に入社した。

高校時代にアルバイト先で知り合い、お互いの良いところも悪いところも知っている藤目さんが、日々変化する姿を見ていたので、どんな会社だろうと思っていた。入社後に横乗り指導をして下さった先輩の勧めで和合塾に参加し、安心して入ることができた。

 支店でも和合塾でも「自分を隠さなくてもいい」と言ってもらえる。また、もの事のつながりを知り、色々な角度から前向きに考えられるようになり、自分自身が少しずつ変化してきた。

今年度より安全委員になった。将来のことを語り合える仲間もいる。自分を知って認め、学んだことを活かして明るく楽しく活動し、進んでゆく時間を大切にしたい。


Hグループ

犬山支店  今井 鉄博

 現在、46歳。大宝に入社して丸23年が過ぎた。

それまでの23年間を振り返ってみた。保育園に通っていた頃、共働きの母が迎えに来るまで、いつも一緒にいてくれた先生の優しさを一番に思い出す。

小学校の頃、名前を呼び捨てにされ腹を立て、ずっと嫌っていた先生。背が低かった自分を一番大きな子と対決させ、勇氣を与えてくれた先生など、先生によって学校の成績も変わった。

中学、高校時代は、それなりに悪いこともして過ごしてきた。

 大宝は6度目の職場。19年間は、給料をもらうためだけに要領良くやってきた。安全委員の中尾さんや大澤さんに叱られるのが嫌で、同じ立場に立とうと安全委員になったが、知識がなく、仲間に何かを伝える氣力もないことに氣づき、和合塾に参加するようになった。

 私が変化し始めたきっかけは伊藤専務(塾長)との出会い。経営学習会で育成歴を語り、専務から「親父さんに、 ありがとう を言って来い」と言われ、ドキドキしながら会いに行った。

親父に向かって礼を言い謝ると、「人生、色々あるけど、お前も頑張れ」と言ってくれた。初めて人間らしいことが出来たような氣がして嬉しかった。

 それなのにしばらくして氣が抜け、業務中にウイングをぶつける事故を起こしてしまった。多くの方からエネルギーをいただき、自分をもう一度見直し反省する機会となった。組合の分会長、和合塾グループのサブリーダーを受け、泡影塾にもオブザーバー参加するようになった。

伊藤専務から「一年間何事もなく(無事に)やってみろ」と言われて、自分を変化させることを意識し続けている。

最近、やっと人からの意見を受け入れて考えることが出来るようになった。家で本も読むようになった。やっと人間らしくなれたと、悲しいような嬉しいような不思議な氣がする。

 これからもこの氣持ちを大切にし、人生を大切にするためにエネルギーを使ってゆく。


いれんびグループ リーダー

大高支店 A T

 私が大宝に入社して17年になる。

伊藤専務との出会いは3年目に先輩から誘われた食事会。

「おもしろい男だな。経営学習会に来い」と言われた。その後、和合塾に参加するようになり、今日に至っている。

ここにいるみんな知識はある。しかし、知っている、分かっているだけではダメ。実践し自分と仲間のために役立て、結果を出した時、それが生きる。

 塾長からいただいた「謙虚」の言葉を大事にしているが、もともと私には謙虚さがなく、自分の考え一本で言いたいことを言い、やりたいことをやってきた。

大高支店のみんながよくついてきてくれたと感謝している。きっと私の悪い面を見て「こうはなりたくない」と成長につなげたのだと思う。今年60歳になるが、若い人たちが育ってくれたので、安心して任せられる。

昔から「人の振り見て我が振り直せ」というが、悪いところは反面教師にして、すごいところは見習えばいい。

 ずっと読書は続けているが、最近「あと20年欲しい。そうすればもっといい人生をつくれるんじゃないか」とも思う。

「成長したい」と思い努力するのは、何歳からでも遅くない。

一人ひとりが意識して学び、一緒に成長する仲間を作り、実践し結果を出すことで、もっと楽しい職場にし、この厳しい状況を打破してゆこう。


 

門田課長のお話

 安全活動で「事故はその人の日常の考え方、言動のズレと、外部のマイナス要因が重なった時に起きる」と教わっている。

そのズレを知り正してゆくために、「危ない、おかしい」と感じたことはお互いに指摘し合っているが、なかなか素直に聞き考えることができない。

それは誰もが自己中心で「自分は正しい」と思っているから。それでもの事がうまくいくなら問題はない。もし、問題があるのなら「相手が悪い」と被害者顔をせず、自分自身を見直してみよう。

 お互いに持っている価値観、考え方は人それぞれ。その私たちが大宝という会社で役割と責任を持ち、目標に向かって努力してゆく時、一定の基準が必要。それは

@人間として、社会人として、大宝の社員として通用するマナー、知識、一般常識、行動を身につけているか

A自分が考え、言い、行動していることが、自分と家族、仲間に役に立っているか。

そこから大きく外れると、自分をくさらせ、まわりの人を不快にさせ、迷惑をかける。学んでいることを一つずつ身につける努力をし続けることで、自分が元氣になり、誰かの何かの役に立つ自分をつくってゆこう。

 

 自分では「意見」のつもりで言ったのに、「文句を言うな、それは愚痴だ」と叱られると、「言っても仕方ない」と被害者意識が強くなる。それもズレの一つ。

その原因を探ろう。「@それを言った時、場所、状況 A言い方 Bそれまでの相手との関係」この3つが大事だが、もっと大事なのは「自分が何のためにそれを言っているのか」ということ。

自分の都合100%であったり、相手を困らせるためであれば、主張はズレる。

お互いに知らないことや分からないことだらけ。ズレたことを言ったりやったりして指摘を受けることもある。そんな時「何で、そんなことを言われなきゃいけないんだ」「俺は正しい」と最初から拒絶するのではなく、一度受け止め「なぜ、そういうことを言われるんだろう。原因は何だろう」と考え、分からないことがあれば聞いてみよう。

 今では笑い話だが、私も20年間の中で2度辞表を出したことがある。

その時は自分がやるべきことをやらず、ミスをして叱られたのに、勝手に被害者顔をしていた。それほど無知で、我欲や嫉妬心いっぱいの自分を知り、認めることが自分づくりのスタート。

そして、「こんな人間でありたい、こんな生き方・働き方をしたい、こんな人間関係をつくってゆきたい」という目標に向かって努力した分だけ、大宝や和合塾の考え方、そこで教わっていることの意味やつながりが分かってくる。

そうなると会社に来ることも、学ぶことも、人間関係も面白くなる。これからも楽しく学び、自分と家族と仲間と大宝を大切にできる力を大きくしてゆこう。


HOME 前に戻る