安全活動で「事故はその人の日常の考え方、言動のズレと、外部のマイナス要因が重なった時に起きる」と教わっている。
そのズレを知り正してゆくために、「危ない、おかしい」と感じたことはお互いに指摘し合っているが、なかなか素直に聞き考えることができない。
それは誰もが自己中心で「自分は正しい」と思っているから。それでもの事がうまくいくなら問題はない。もし、問題があるのなら「相手が悪い」と被害者顔をせず、自分自身を見直してみよう。
お互いに持っている価値観、考え方は人それぞれ。その私たちが大宝という会社で役割と責任を持ち、目標に向かって努力してゆく時、一定の基準が必要。それは
@人間として、社会人として、大宝の社員として通用するマナー、知識、一般常識、行動を身につけているか
A自分が考え、言い、行動していることが、自分と家族、仲間に役に立っているか。
そこから大きく外れると、自分をくさらせ、まわりの人を不快にさせ、迷惑をかける。学んでいることを一つずつ身につける努力をし続けることで、自分が元氣になり、誰かの何かの役に立つ自分をつくってゆこう。
自分では「意見」のつもりで言ったのに、「文句を言うな、それは愚痴だ」と叱られると、「言っても仕方ない」と被害者意識が強くなる。それもズレの一つ。
その原因を探ろう。「@それを言った時、場所、状況 A言い方 Bそれまでの相手との関係」この3つが大事だが、もっと大事なのは「自分が何のためにそれを言っているのか」ということ。
自分の都合100%であったり、相手を困らせるためであれば、主張はズレる。
お互いに知らないことや分からないことだらけ。ズレたことを言ったりやったりして指摘を受けることもある。そんな時「何で、そんなことを言われなきゃいけないんだ」「俺は正しい」と最初から拒絶するのではなく、一度受け止め「なぜ、そういうことを言われるんだろう。原因は何だろう」と考え、分からないことがあれば聞いてみよう。
今では笑い話だが、私も20年間の中で2度辞表を出したことがある。
その時は自分がやるべきことをやらず、ミスをして叱られたのに、勝手に被害者顔をしていた。それほど無知で、我欲や嫉妬心いっぱいの自分を知り、認めることが自分づくりのスタート。
そして、「こんな人間でありたい、こんな生き方・働き方をしたい、こんな人間関係をつくってゆきたい」という目標に向かって努力した分だけ、大宝や和合塾の考え方、そこで教わっていることの意味やつながりが分かってくる。
そうなると会社に来ることも、学ぶことも、人間関係も面白くなる。これからも楽しく学び、自分と家族と仲間と大宝を大切にできる力を大きくしてゆこう。
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