1月和合塾 定例会

【テーマ】

「感謝の気持ちと学んだことを

             行動で表せる人間になろう 」

 

 一、2009年和合塾
   皆勤賞35名、精勤賞22名
 二、「一年で最も成長したと感じる塾生」投票結果発表と表彰
 三、上位者による発表   

和合塾「新年会 表彰者一覧」はこちらから

 

黒川支店  K H

 昨年度、仲間の様子を「おかしい」と感じても声をかけられず、事故が起き後悔した。今年は顔を合わせた仲間への声かけを意識している。先日、仲間から礼を言われ、自分の想いを言葉で表わすことが、少しは仲間の役に立つのだと嬉しくなり、勇氣が湧いてきた。自分が間違っているのではと不安になったり、説明する力がなくて困ることもあるが、まずは話をしてみることが大切。相手を分かった上での会話は、お互いに素直になれる。運動会で全員が懸命に取り組み感動している姿を見て、仲間と一所懸命向き合い、前向きな仲間を増やしてゆきたいと思った。
 みんなと話して氣づいた私の弱点は、自分が知っている範囲で満足していること。何をやっても「分からない」とすぐに逃げて来た。一つのことを考え続けることも苦手。これも行動してみて分かった。これから苦手なことにも真剣に向き合い、もの事の分かる幅を広げ、人に役立つことが出来る人間になりたい。毎日と「その時」を大事にしてゆく。

 

 

営業推進本部 営業開発部 係長 水野  忍

 昨年、仕事始めの日に「なぜ世話になっても素直に感謝の氣持ちを表わすことが出来ないのか」と、伊藤専務から厳しい指導をいただいた。怖くてしばらく専務と距離をとっていが、二月の和合塾定例会で塾長のお話を聞きハッとした。自分の阿呆、強欲、小心に目を向け、もの事を分かる努力をせず、言葉だけ聞いて分かった氣になると、もの事は上手くいかない。その時、原因を自分ではなく他に求めると、被害者になり思考停止に陥る。それは自分の能力の見誤り、錯覚が引き起こすものと教わった。まさに自分の姿だと氣づき、恥ずかしかったがスッキリした。
 日々多くの考える材料をいただいても、一瞬の目ざめと言葉の記憶だけで、「学んでいる」と勘違いすると感謝出来ない。先日、入社してからの様々な出来事、年度の基本方針、塾長からいただいたメッセージなどを振り返ってみた。どういう環境の中で、誰が、何を考え、どんな想いで生みだし、つくってみえたのか分からず、これからもずっとあると思っていた自分が恥ずかしかった。やっと自分をつくるスタートラインに立った氣がする。一歩踏み出し自分自身の旗(意志や考え)を掲げ、「これが私」と言える自分をつくってゆく。

 

 

西春支店 S D

 昨年、被害事故とはいえ相手の方が亡くなる事故が自支店で起きた。

事故を起こしたのが仲の良い人だったので、変にかばうと、その人の足を引っ張ることになる。

翌日は本社で行なう安全研修会に、主幹事支店講師として参加することになっていた。自分の氣持ちを整理し、逃げずに受け止め考えることにした。
 その時、事故のない明るい支店をつくるための方法は色々ある。

「何のためにそれをやるのか」という目的が大切だということを教わった。

それまで「自分が間違っているかも」と自信が持てずにいたので、少し氣が楽になり、自分とは違う意見を持った人とも話が出来るようになった。
 運動会で実行委員長のチャンスをいただき、大変なことをやる時に「ラクをする」のではなく「楽しむ」ことの大切さを学んだ。そのためには自分のエゴを知り、コントロールすることが必要。

最近、他支店の仲間と会話する機会も増えた。

今年は自分の意志で行動し、楽しみ、挑戦する年にしてゆく。

 

 

 

三好支店 副支店長 松田 弘史

 和合塾の塾是は「我々は真実を学び自己の人格を成長させ みんなのために考え行動します」。そして、自ら学び、考え、判断し、行動し、結果に責任をとるのが 現代のサムライ 。

日頃、180度ズレたことをやっていても氣づかない自分たちは野蛮人。

真面目に学ぶ努力をし続けないと、自分のことすら信じることが出来ない悲しい人生。もの事の本質を学び、自分の阿呆、強欲、小心などを知り認めることで、恰好をつけごまかし続ける人生ではなく、それらを包みこめる人生を送ることが出来る。
 人間として、社会人として、当たり前のことが出来ずしかもそのことが分からなければ、恥ずかしさもない。時間を守る、挨拶をしっかりする、本を読む、言葉の意味を知り使う、知識を増やすなど、当り前に出来ることを増やしてゆきたい。誰にでも好き嫌いはあるが、人やもの事を現象や一面だけで否定し、学ぶチャンスを放棄するのではなく、コミュニケーションを取ることで、お互いを知り好きになる機会を増やしてゆこう。

  

 

伊藤塾長のお話

 変化が大きく厳しい時代。同じ組織で働く者同士仲良くすることが大事です。間違ったことは「おかしい」と伝え話し合い、仲良く出来る条件をつくりましょう。その話し合いを活かすには、目ざめたことについて考えを深め、氣づいたことを行動に移すことを繰り返しながら、もの事の分かる次元を上げなければなりません。大宝は小さな会社ですが、魅力を感じて頑張ってくれている社員がたくさんいます。学びながらお互いに感じたことを比較的素直に話し合える、和合塾やグループ活動の良さを生かしていって下さい。
 今回のテーマは、人間として大切なことです。いつもお話しするように、人間は阿呆、強欲、小心。その我々が住んでいる場所を「地獄」と言います。みなさんは「地獄と極楽」の話を知っていますか?地獄の住人たちは、大きな煮えたったなべの周りに集まり、二〜三メートルもある長い箸を使って、中のうどんを食べようとしますが、うどんが箸の先に引っかかりません。やっと取れても自分の口には入れられません。腹が減っているのに一つも口に入らず腹を立て、つつき合いの喧嘩が始まります。極楽では同じ状況でも、長い箸でうどんを引っかけ、それがちょうど口もとあたりにいく人に「まず一口おあがりなさい」「ではお先に。あなたも一口どうですか」と、仲良く食べているという話です。そういったことが分からず自分のことだけ考え、足を引っぱり合っていると、より深い地獄に落ちてゆきます。
 もの事には形而下(形のあるもの)と形而上(形のないもの)があります。たとえば上司や先輩がラーメンをご馳走してくれた時、「ラーメンありがとうございました!」と礼は言えても、相手の心遣いや食べながら話したことには感謝出来ない人が多いのです。ものをもらった時だけ喜ぶ人は、次元が低いということ。それではもの事は上手くいきません。
 学ぶとは、考え方や心など形のないものにも関心や興味を持ち、考え、実践することです。自分がいやらしい人間だなぁと、分かる努力をし「心技体」を鍛え、自分と相手、組織の良いところを見つけ、出来るだけ明るく元氣に力を出し合い、「面白いなぁ」と言える一年にしてゆきましょう。


HOME 前に戻る