1.人は学んで生まれ変わる
今日は港支店の佐藤渡さんの誕生日です。30歳おめでとう。
入社当時の疑い深い顔に比べると、やわらかい、良い顔になりました。
同じ支店の濱中さんも、5年前までは目をつり上げて頑張っていました。
人間は面白いもので、何かが変わると考え方も顔つきも変化します。
先程発表した奥村さんは、国立大学を卒業しています。いつも言うように学歴はどうでも良いのですが、変なガラをぶら下げていた頃は、何の力も無くズレた顔をしていました。本人が話していたように、最近は顔つきまで変化してきました。
齊藤さんは、もともと力がある人です。
しかし、自分自身が分からない時は、精神の波が非常に激しくて、相手の立場を考えることは出来ません。また、徳永さんが話していたように、精神が子供のままだと、起きている事はみんな他人事です。
自分のお尻に火が着き「熱い」と感じた時だけ自分事になります。大人は相手の立場を考えることが出来ます。
奥村さんが「大学に行くという目標を、目的だと勘違いしていたことに氣づいた」と話していました。
簡単に言うと目的は「終着駅」、目標はそこへ行くまでの「通過駅」なのです。
それが分かっただけでも全く違います。目標や目的を失った時、人間はどうなるのでしょうか。
@自棄になる。自分を捨てる
A無氣力になる
B自分さえ良ければいいと利己的になる
濱中さんは私と出会うまで業務では頑張っていましたが、人間として、ものを考えていなかったので、何かあると「どうでもいいや」と自暴自棄になっていました。
奥村さんの顔つきが良くなったのも、大宝に来る前よりも、この三つが小さくなったからです。
2.人間性を高め、人間の器を大きくするために学ぼう 徳永さんも話していましたが、人間の心が燃える時の型は、次の三つに仕分けできます。
@自燃型‥自ら目標を見つけ燃える(一般的には組織の構成員の3〜5%)
A可燃型‥外部から条件を与えられ燃える(90%)
B不可燃型‥何があっても燃えない(3〜5%)
90%の人は、何かの条件さえ与えられたら燃えることが出来るのです。
そのために大事なことがあります
@自分で納得した目標を持つ
A自分にとって必要な知識、技術を身につける
B自分自身の現状認識をはっきりさせる‥現状認識がズレると、全部ズレてしまいます
C少しでもいいから将来を考える‥エネルギーを持った人は多いのですが、これだけでは役に立たず、エゴのエネルギーで使えば、かえって他人に迷惑をかけます。学んでエネルギーを活かす方向に使う時、自分も周りの人も幸せにするパワーに変わります
D自分の理念、哲学、考え方をつくる‥どういう人間になりたいのか、どういう生き方・働き方をしたいのかを考え、追求しなければ、人の役に立つ人間にはなれません。
3.互いの努力が相性を良くする
良くても悪くても相性は、お互いの考え方と行動パターンによって決まります。相性が良い中味として次の三つがあります。
@同一性が高い‥考え方や行動が非常によく似ている。ただし一卵性双生児でもなかなかありません
A相似性‥思考や行動パターンがよく似ている
B補完性‥お互いの良さを認め、弱点を知り補い合える
「相似性」と「補完性」は、家庭や組織の中で仲良くするために最も大事なことです。しかし、人間性が低く、人間の器が小さい場合、補完の関係は生まれず組織はうまくゆきません。
良い組織をつくってゆくために、自分の弱点を隠さず出すことが必要です。
お互いのことを分かる努力をし、みんながその氣になって努力すれば出来ます。協力し合いみんなで楽しい会社にしていってください。
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