2月和合塾定例会 2011年2月2日(水)

2月和合塾

【テーマ】 「昨年意識し行動したこと 」


グループ

西春支店 S D 

 昨年は倉庫の新規業務に挑戦し、刺激の多い1年だった。

乗務職員として8年働いたが流通業務に関しては初心者。

そんな状態で現場を任され戸惑いもあったが、分からないことは素直に聞こうと思えた時から氣が楽になった。

子供の頃から苦手な人づき合いでは、困ると黙って相手の顔色をうかがい、ごまかし笑いをする癖がある。

それでは相手の考えも、どう接すればいいのかも分からない。それが自分の弱点だと認め、そうなってきた理由を考えることで、自分と相手の考え方の違いを知り、刺激を与え合いながら良い人間関係をつくってゆきたい。
 業務上もコミュニケーション不足で情報が伝わらないと、同じミスを繰り返しお客様に迷惑をかけてしまう。

お互いが素直に意見を言える関係をつくってゆきたい。共に苦労を乗り越えてきた仲間と一体感を味わうことが出来るよう、これからも苦しいことから逃げず、自分の考えを出しながら挑戦する氣持ちで楽しんでゆきたい。


Fグループ

中川支店 渡辺 健二

 昨年は「ミス無く事故無く明るい支店づくり」を目標に、仲間への声掛けを意識してきた。人前で自分のことを語り、感じたことを人に伝えることが苦手だが、思っているだけでは卑怯だと思ったからだ。

支店の仲間や家族からも「言葉にしないと伝わらないよ」と言われてきた。

声に出してゆくには勇氣がいる。何を伝えればいいのかをまとめるため、前もって朝礼メニューを読んでポイントをつかみ、自分の考えや体験を加えることを心がけた。

主幹事支店の時は、言葉や文章で人に何かを伝えることの難しさも知った。
 思うようには伝わらず、支店もなかなか元氣にならないが、自分を知り仲間同士楽しくできるよう、相手の話を聞くことを意識し、共に成長してゆきたい。

 今年も主体性を持って学ぶことで自分を知り素直に認め、相手に伝えることを目標にしてゆく。


Lグループ

黒川支店 M K

 自分の氣持ちを素直に発信し周りに伝えることの難しさ、大切さを実感した一年だった。

安全委員副総括として、相手を思いやる氣持ちを込めた挨拶を心がけたが、自分に対する厳しさが足りないことと、ずっとお調子者で来たため何か伝えようとしても伝わらず、最後は口調を強め何とかしようとしていた。

人の目や評価を氣にして何とか無難に済まそうとしたり、周りを明るくするつもりが自分の心を安定させるためのバカ話で終わっていたことに氣づいた。
 「今のままではいけない」と、支店で起きる問題を自分自身と照らし合わせて考え、仲間と話し合うことを始めた。

自分に原因を求め考えることは楽ではないが、やった分だけ共感や協力を得られるのだと知った。

馴れ合いではない楽しさで必要な時に厳しく出来るよう、まずは自分に厳しくしてゆく。自分で考え実践し、分からないことは聞き、人から真似ぶことをサボらず続け、来年も胸を張って発表できるよう頑張る。


Lグループ

港支店 S W

 今年度から安全委員総括になり「色々なことに前向きに挑戦するぞ」と意氣込んだが、何をどうすればいいのか分からず、数ヶ月後の安全委員同士の会議で「誰が総括?」と言われるぐらいだった。

 幹事ブロックのテーマを決めても相手に伝わらず、自分の力の無さを実感しながらも、「頑張ってやっていきたい」という氣持ちで取り組んだ。

受け身で小手先の知識を並べ、自分がやっているつもりにならないよう、安全委員会では疑問に思うことを発言するなど「自分がやる」ことを意識した。

それが仲間に刺激を与え、支店が前向きに変化できるようにしたい。
 先日の塾新年会で記念品として、今年の大河ドラマ『江』に関する本をいただいた。

織田信長の「己の信じる道を生きよ、人生は短い」という言葉が印象に残った。

答えを求めてキョロキョロするのではなく、自分に自信が持てるよう学んでゆく。

 

伊藤塾長講話

 当社の社員が通勤途上で起こした事故の相手の方の意識が戻っていません。

私たちはお互いに欲深いのですが、こういう時は無力です。

我々の仲間がその条件を作ってしまったという事実を受け止め、その方の容態が少しでも良くなるよう念じて下さい。

「ハインリッヒの法則」にあるように小さなことを守らず、嘘やごまかしをした結果として事故を起こします。

安全活動のテーマに掲げた時だけでなく、常に考え取り組んでゆきましょう。
1.バカになるために学ぼう
 先日、お好み焼き屋の店員さんが来ていたオリジナルのTシャッに「バカになれ!」と書いてありました。

その店の経営者の哲学であり、もの事を考えよという教えだと思い感心しました。ところが着ていた人は、その意味がさっぱり分からず「これ以上バカになったら困ります」と笑っていました。

私たちはバカになれないから失敗し、事故を起こします。そして、いつまでたってもバカだから、格好をつけるのです。

人間はバカになれたら、賢くなれるのです。禅問答のようですが、バカになることがいかに大事かを考えてみて下さい。
 「バカになる」とは、素直になることです。それはとても難しいことですが、人が成長するときは、間違いなく素直になっています。それで少し変化して素直になることをやめてしまうと変化は止まり、「いけない」と反省し素直になると、また変化し始めます。

素直になるとは、
@他人からの指摘を受け入れてみる。 他人が言っていることを聞く
A考える
Bお互いの意見を交換し合う
 そういった条件をつくることです。@〜Bを繰り返し素直になり、自分でもの事を判断できる能力を身につけることは最も難しく、お互いになかなか出来ませんが、真面目に考えてみて下さい。
2.核となる「魂」が大切
 今日の発表は「意識し行動していること」がテーマでした。

どんなことでも行動しなければ変化しません。自分を変えよう、何かを続けようと思う時、ずっと継続できるエネルギーとなるのが魂です。

人間の精神の核となる「魂」がなければ、何かをやろうという「意」は生まれません。「やります。頑張ります」と約束してもやらずにごまかし、人に世話になり「ありがとうございます。一生忘れません」と言いながら、三日で忘れてしまいます。

「魂」と「意」があって初めて、大宝の中で人間として、安全委員として何かやりたいという「志」が少し芽生え、行動が生まれ、「氣」が出てきます。

人間は氣が出るから面白くなるのです。
 魂が抜けていると、どんなに意があるような顔をして行動して見せても、うまくいきません。

核になる魂と、結果として出てくる氣は、ごまかしが通用しないのです。
3.もの事を身につけるとは
 これまでも話しているように、もの事が何も分からない「眠り」の状態から、少し勉強すると表面上で分かったような氣がする「目覚め」の段階に来ます。

そこでさらに考え、行動することで「氣づき」の段階に進みます。

 その手前で氣づいたつもりになり、考え行動することをやめてしまうと、また眠りに戻ります。

本当の「氣づき」の段階でさらに考え行動し続けると、自分が無意識でやっていること、やってきたことが分かるようになり、責任を持って何かをする時に何をすべきか、人から指摘されなくても分かり、出来る「意識化」の段階に行きます。

そして、日常的にまともな行動が出来るようになることが「自覚化=身につく」ことです。
 本氣になって学ぶことをしなければ、何十年大宝にいても、自分のレベルが眠りと目覚めの段階を行ったり来たりしています。

そういう人は精神の波の起伏が激しく、自分の都合でやる氣になったり、すぐに落ち込んだりします。

それでは社内外の人間関係はうまく行きません。学び続けることで、自分自身を鍛えてゆきましょう。


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