11月和合塾定例会 11月9日(水

11月和合塾 定例会

【テーマ】 「 第35回大宝運動会を終えて 」


 総合 第 3 位

中川支店  Y S

 今回支店総括の役割を、一度は断わったが、今後に活かすチャンスだと思い、やるなら真剣にやろうと引き受けた。

いざやってみると、総括らしい事ができないまま、支店のみんなのおかげで、総合3位という結果で終わった。

自分の課題として、運動会の準備は短期だったので、みんな文句も言わず付いて来てくれたが、これが長期に亘る目標であれば、今の自分ではできないと氣づいた。

 自分のためにも、支店のためにも、本当の仲間を作る努力をして行く。


 総合 第 2 位

金山支店  田代 誠二

 毎朝、本社の門田課長に挨拶をすると氣持ちの良い挨拶で元氣がもらえる。

そこで今の金山支店に足りないものは何かを考え、「プラスの氣」を支店テーマにして取り組んだ。

準備では支店のみんながよく動いてくれ、その中で教わる事もたくさんあった。
 しかし運動会の後、氣持ちが途切れてしまい「やり切ってしまえばそれで終わり、運動会後の事が人任せになっている」という事を先輩から指摘された。

テーマにしてきたプラスの氣を出す事は、自分の氣持ちの管理にも繋がる。

 これからもプラスの氣を自分の事として捉え、継続して行く。


 総 合 優 勝 

本社 経理部  稲垣 直喜

 準備中も運動会当日も、本社の雰囲氣は総合優勝にふさわしいものではなかったと反省している。

各パート別にリーダーを決め、みんなが同じ方向を見ていないと感じ、枠を勝手に決めてしまい、みんなの考えを阻害していたのではないかと思う。

 本社のテーマを「挑戦」に決め、取り組んでいたつもりだったが何より私自身「以前はこうだった」、「先回はこうした」と失敗する事を恐れ、前に向かっていなかった。
 小さくまとめようとしたり、無難に終わらせようとせず、もっと自分自身を知り、挑戦する。


 表彰部 部長

黒川支店  T H

 運動会テーマ 「大きく考え、熱くなれ」はまさに自分のためにあるテーマだと感じた。今まで上司や仲間にいろいろなアドバイスをもらったが、大きく考えることができなかった。

 今回、運動会をやる事と表彰部部長をやる事を家で伝えた時、妻から「運動会が出来ていいね。なかなか出来ることじゃないよ。羨ましい」と言われ、運動会が出来る事が当たり前じゃないという事に氣付かされた。
 実行委員長にも部長会、部会の中で私の決断力の無さを指摘されたし、他のメンバーからもいろいろな刺激をもらった。反省する面もたくさんあったが、どれもこれからに活かして行けることばかりだった。

 今回の運動会を通じて、周りの人に助けられ生きている事にも氣付くことができた。少しでも恩返しが出来たらと思う。


 副実行委員長

金山支店  F K

 運動会を通じて、自分が小さな人間だと氣付いた。

「大きく考え、熱くなれ」をテーマにしてきたが「小さくまとまり、何とかなれ」という事しか出来なかったと思う。

準備ができず、その時になって慌てふためく事がたくさんあり、その度に実行委員長から、テーマをよく考えろと言われた。

リーダーとして船の方向を決めなければならない時に、一所懸命甲板の掃除ばかりをしていた自分。

人の意見を受け入れず、上から目線で人に接していた自分。振り返って考えると、日常の中でも自分から発信する事がなく、人との関係がうまく作れない。

自分では友達も多く、人と会話する事が得意だと思っていたが、業務や運営などの表面的な話はできても、人としての深い部分での話ができない。

でも、今回の経験で今までより自分を知ることができた。

 どんな事も自分には向いていないと逃げるのではなく、何にでも挑戦していく。


 実行委員長

犬山支店  今井 鉄博

 雨の中、泥だらけになりながら一所懸命準備してくれた実行委員の姿に感動した。

今回運動会を通じて、いろいろ考える事ができた。

今まで大宝運輸に27年間お世話になり、思い出もたくさんある。準備中も当日も、27年分の思い出が頭に浮かび、みんなの一所懸命さに涙が出てきた。

入社して15年間は逃げてばかりいたが、節目、節目で伊藤塾長に助けられた。

今までいろいろな人に迷惑をかけた自分を反省する事も運動会を通じてできた。
 当日、途中でこの運動会はうまく行かないと感じた。でもこの失敗をみんなで活かして行けば、きっとこの先プラスになるとも思った。

今回のテーマ「大きく考え、熱くなれ」の氣持ちを持っている人が増えれば増えるほど運動会も組織もうまく行く。

運動会はみんなのものだけど、やるかやらないかはその中にいる一人ひとりの事。自分の持っているものを出し惜しみせず、ケチらずに出して行こう。
 私自身も、阿呆・強欲・小心を小さくする努力をし、自分を知るという学びをこれからも続けて行く。

 

鈴木塾生のお話し

 今回の「大きく考え、熱くなれ」は個人の人生においても、大宝の組織にも大切な事を簡潔に表しています。
 大きく考える
 「考える」ことは「何だろう」とか「何のために」ということを考えることから始まります。「運動会って何だろう、何のためにあるんだろう」と考えるのです。

これは自分が働くこと、生きていることについても同様に考えてみることが大切です。

意味や目的を考えると、あることが当たり前に感じていることが当たり前でないことがわかってきます。そうすると「どうなりたい」という将来像や、それに到るために「何を」「どのように」するのか順番に考えてゆくことができます。
 それが大きく考えることの一歩です。

考え方を大きくするということは、時間の経過や様々な立場の人(空間の拡がり)、質(表面だけでなく内面や本質に関わること)につながりがあるように、通用するように考えてゆくことです。

正解はありませんが、自分で考えるために学び、他の人と共感し力を合わせられるよう学んでゆくのです。
 今井実行委員長は人間の器を大きくしたいと運動会でチャレンジしたと思いますし、中川支店の横川総括は長期戦でも通用する自分自身の信用をつくりたいという目標を持ちました。
 30数年前、大宝の運動会を「こういうものにして行くぞ」という方向を定めたのは伊藤塾長です。

「運動会は自分(たち)で考え、実行し、その喜びを体験する場所だ、そこでリーダーシップや組織の力を高めよう」と自分たちでつくる運動会が始まりました。

そこには参画することで一人ひとりが人格・能力を高め、自分で考え、組織全体を運営できる人本主義の会社をつくるという大きな目的が基礎にあります。

社内の様々な学びの場や活動は、全てここにつなげてゆくことが大切です。
 熱 く な る
 本能のままに狭い考えで自分の損得を主張する時は誰しも自分事で熱くなります。自分も相手も全体も幸せになるようにとか、将来も幸せであるようにと大きく考え、それを自分事にしてゆくというのは、自分の我欲、迷妄、小心との戦いになります。

その戦いの中で自分の持っている魂を少しでも大きく豊かにしてゆきましょう。

 魂とは精神活動の核です。欲求であり、行動のエネルギーの源です。

自分の魂がどのようなものかを知るため、育成歴を探る事を今までも学んできました。人間が本能的に持っている欲求は、・生命を大切にしたい・存在意義を感じたい・人の役に立ちたいなどがあります。

その欲求にフタをしてしまう最大の要因は、過去に負った心の傷ですが、そのフタを取り除く事から逃げ、自分をごまかし生きて行く人生はしんどいし、熱くなれません。

育成歴を探り、自分の心の傷、心のクセに氣づき癒しながら開放してゆくことが魂のエネルギーを活かしてゆくことです。
 大きく考えることも熱くなることも、学ぶことによってしか得られません。自分を活かすために学んでゆきましょう。


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