今回の「大きく考え、熱くなれ」は個人の人生においても、大宝の組織にも大切な事を簡潔に表しています。
大きく考える
「考える」ことは「何だろう」とか「何のために」ということを考えることから始まります。「運動会って何だろう、何のためにあるんだろう」と考えるのです。
これは自分が働くこと、生きていることについても同様に考えてみることが大切です。
意味や目的を考えると、あることが当たり前に感じていることが当たり前でないことがわかってきます。そうすると「どうなりたい」という将来像や、それに到るために「何を」「どのように」するのか順番に考えてゆくことができます。
それが大きく考えることの一歩です。
考え方を大きくするということは、時間の経過や様々な立場の人(空間の拡がり)、質(表面だけでなく内面や本質に関わること)につながりがあるように、通用するように考えてゆくことです。
正解はありませんが、自分で考えるために学び、他の人と共感し力を合わせられるよう学んでゆくのです。
今井実行委員長は人間の器を大きくしたいと運動会でチャレンジしたと思いますし、中川支店の横川総括は長期戦でも通用する自分自身の信用をつくりたいという目標を持ちました。
30数年前、大宝の運動会を「こういうものにして行くぞ」という方向を定めたのは伊藤塾長です。
「運動会は自分(たち)で考え、実行し、その喜びを体験する場所だ、そこでリーダーシップや組織の力を高めよう」と自分たちでつくる運動会が始まりました。
そこには参画することで一人ひとりが人格・能力を高め、自分で考え、組織全体を運営できる人本主義の会社をつくるという大きな目的が基礎にあります。
社内の様々な学びの場や活動は、全てここにつなげてゆくことが大切です。
熱 く
な る
本能のままに狭い考えで自分の損得を主張する時は誰しも自分事で熱くなります。自分も相手も全体も幸せになるようにとか、将来も幸せであるようにと大きく考え、それを自分事にしてゆくというのは、自分の我欲、迷妄、小心との戦いになります。
その戦いの中で自分の持っている魂を少しでも大きく豊かにしてゆきましょう。
魂とは精神活動の核です。欲求であり、行動のエネルギーの源です。
自分の魂がどのようなものかを知るため、育成歴を探る事を今までも学んできました。人間が本能的に持っている欲求は、・生命を大切にしたい・存在意義を感じたい・人の役に立ちたいなどがあります。
その欲求にフタをしてしまう最大の要因は、過去に負った心の傷ですが、そのフタを取り除く事から逃げ、自分をごまかし生きて行く人生はしんどいし、熱くなれません。
育成歴を探り、自分の心の傷、心のクセに氣づき癒しながら開放してゆくことが魂のエネルギーを活かしてゆくことです。
大きく考えることも熱くなることも、学ぶことによってしか得られません。自分を活かすために学んでゆきましょう。
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