安全活動はどの会社にもあるので、「大宝の」という点が大事。
私は6年前金山支店に管理者として赴任するまで、犬山支店で乗務職員として12年、事務職員として2年勤めた。
入社当時は目立つことが好きで大騒ぎをする一方、人から何か頼まれると断ることも出来なかった。
中身が無い自分を隠すために、悪ぶったり茶化したり。その場を取り繕いごまかしながらいつも人を警戒し、相手を見て迎合したり、威圧したりしていた。
そうやって必死で自分を守っていたのだと思うが、「もう、どうでもいいいや。いつ会社を辞めてもいい」と半ば自暴自棄になっていた。
そんな中、事故を起こし、プライベートではスピード違反を起こし免許停止になった。支店にも迷惑をかけ1ヵ月後にやっとトラックに乗れると思ったら、「国は許しても大宝は許さんぞ」と叱られた。
私は子供の頃の悲しい出来事と、その時受けた心の傷により、人が怖くて信じられなかった。
自分を出さずに人のまねばかりしてきた。「人が怖い。自分の人生なのに、どう生きていいのか分からない」。
これまで誰にも言えず心に閉じ込めてきた思いを、32歳の時伊藤塾長に初めて吐露した。
塾長は「甘ったれるな、世の中は分からんことだらけだ。分かるために学ぶんだ」と叱り、学びへと導いて下さった。
自分で捨てた人生を引き戻していただいたと、今も感謝している。
阿呆で強欲で小心な自分を隠すのではなく、あると認め合いながらズレを小さく出来るように学ぶ、分かることや出来ることを増やす、自立した関係の中で助け合い支え合える仲間をつくる。
学んでもの事が分かる努力をし続け、変化成長してゆくことが、大宝の安全活動。日常では自分にとって不都合なことが起きる。何とか隠せないかと思うことも有る。相手ばかりを責め責任を逃れようとするケチな自分もいる。
そんな自分をコントロールし、器を大きく出来るように学び続ける。
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