昨日の寸劇はストーリーも役者も実にうまくて楽しませてもらいました。
その時に全員で「○はこいても、ウソこくな!」と大きな声で叫んでいましたが、今日の発表になると約半数の人がウソをこいていました。
こういった発表の場で格好がつくように短い時間で話すのは上手ですが、何年も何十年も同じ事を言っている人がいます。
その中で肩書きがある人から「あなたの挨拶は気持ち悪い」と指摘を受けたことに対して「納得が出来ない」とこの場で正直に言える森田さん(黒川支店)はえらいのです。昨夜のグループ分散会でも他のメンバーから説明を受けたようですが、自分でも考えてみて分からないことがあったら、私のところにも遠慮なく聞きに来て下さい。
1.利口 → 2.馬鹿 → 3.利口
利口にも次元があること知っていますか?
「1の利口」は、上辺だけ賢く見せよう、いい人に見せようとごまかす人です。
いくら本を読んだり話をしても中身がありません。
「3の利口」は本質的にもの事が分かる本当の利口です。
そうなるためには、自分の馬鹿を認めるしかありません。それを怖がる人が多いのですが、私を含めみんな馬鹿ばかりです。
大事なことは自分の中の馬鹿さ加減を探して、徹底的に深く自分に正直に考えることです。
そういうことが分かって初めて、もの事が少しずつ分かってきます。
一見同じように見えても、1と3の利口の違いは月とスッポンほどあります。
表面上いくら格好をつけても、1の利口で止まったら一生これで終わりです。
1の利口はメッキです。
いくら分厚くかけても金メッキは金ではなくメッキなのです。人のためでも格好をつけるためでもなく、本物の利口に近づくために学んでゆきましょう。
私が数年前から「あんな風になれたらいいなぁ」と憧れている天才バカボンのパパは、3の利口の中でも非常に次元が高いのです。
とっくに2の馬鹿を通り越しています。我々はそんな風にはなれません。
木村さん(港支店)が「自分自身を裏切らないようにする」と発表していました。
他人は裏切ることが出来ても、絶対に裏切れないのが自分です。
踏ん張るところで踏ん張らないと、自分を裏切ることになります。
だから頑張るのです。
私は昔から「学んで少しでもエゴを小さくせよ」と言っています。
なぜかと言うと、本当のことを知るためには、エゴを小さくすることがどうしても必要なのです。人から指摘を受けても「そんなつもりはありません」と考えることをやめては何も前へ進みません。
今回の合宿でも、仲間から色々な指摘やアドバイスをもらったはずです。
「楽しかった。ありがとう」で終わらせず、本氣になって考え実践し、自分の馬鹿さ加減が分かるようにしましょう。
最後になりますが、是非仲良くケンカして下さい。
どつきあいのケンカだけではなく、おかしいと思ったら言ったらいいのです。
ここにもまだ子供さんが小さい、若い人がいっぱいいます。
また、人間の脳は年齢を重ねても、勉強して考えればいくらでも賢くなります。
私も出来たらそういう人間でありたいと思っています。
お互いにものが分かるよう、みんなで学んでゆきましょう。
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